-Death On The Stairs-

So baby please kill me Oh baby don't kill me 浦和とかサッカーとかサブカルとか。

W杯も終わったし、なんなら後半戦始まってますけど??? 浦和レッズ”超個人的” 選手名鑑 2018年

おかしい。

どういうことだろう。

硬派なサッカーブログだったはずなのに、エロゲーの話とかしている。

それどころかサッカーの記事とかまるで書いていない。

これはまずい!完全にアイデンティティクライシスである!!

 

ということで、久々に浦和の記事を書く。

そして俺は「硬派なサッカーブログ書くマン」としての矜持を取り戻すのだ。誰が何と言おうとも取り戻すのだ。いや、ホントマジでよろしくお願いします。ね?

 

...尋常ではないクソ暑気温に見舞われているものの、既にJリーグは後半戦が開始!

ぶっちゃけサッカーとかやってる場合なのか...?という人間の生命活動における根源的な疑問にぶつかる異常気温なわけだけど、動き出してしまったショーを止めるわけにはいかないのだ。しょーますとごーおん。

ということで、後半戦を戦う愉快な仲間たちを、自分勝手な解釈で紹介していくぜ!ヒャッハー!!!

 

 

1 西川周作 GK

果敢な飛出しと正確なパントキックに定評のある浦和にとっては絶対的な守護神。

...なのだが、実のところ昨年から今年頭にかけては不安定な部分が散見されていた。

まぁ前からダメな日はとことんダメだったけれども。

とはいえ、そのパフォーマンスの波が特に不安定な印象で、結果的に一番の特長であるはずのフィードまでが不安定になる始末。「こいつはどうしたもんか」というのが正直な印象だった。

意識変化は本人も認めるようにW杯以降。

”代表に選ばれなかった”こと、そして代表正GKである川島が必要以上の「バッシング」を受けたこと。この辺りが引き金になって、再び「キーパー」という仕事に向き合った結果、もう一度基本に立ち返ったということらしい(本人談)。

再開後にはビックセーブ連発。仲間のミスにも笑顔で励ますあの周作スマイルも返ってきた。後半戦反撃の狼煙の裏に西川好調あり。定位置は譲らないだろう。

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23 岩舘直 GK

いやー、見ないなぁ。今年いつ出たんだっけ??

と思ったけど、やっぱり公式戦出場なし。

大谷が抜けたとて、榎本・福島というライバルがいなくなったわけではなく。やはり一つのポジションを巡る争いは大変ということ。

今年で29歳といよいよ難しい年齢になってきているけど、どうするのかしら。

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25 榎本哲也 GK

本人が思った以上の苦境だろう。昨年はリーグ戦での出番はないものの、カップ戦では出場機会があったものの、今年はいよいよベンチ入りすらかなわない流れに。怪我という情報も無いので、完璧に若い福島に階層で追い抜かれてしまっている状況。

出場機会を求めるのであれば、選択肢も沢山あるし、需要もあるだろう。

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28 福島春樹 GK 

昨年から徐々に序列を高め、今年は正式に第2GKとして定着。

ルヴァンカップ広島戦で公式戦デビューを飾ると果敢な飛出しや、精度の高いビルドアップでチームに貢献してみせた。

25歳と年齢的にもまだまだこれから伸び盛りの存在でもあり、高齢化進む浦和の中では安心して未来を託せる存在でもある。

ちな一人で映っている写真が無かった。

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2 マウリシオ・アントニオ DF(CB)

昨年8月に「もうどうしたもんだか」な守備陣のテコ入れのために、ロブソン・ポンテの肝いりで加入したブラジル人CB。

確かな足元の技術・空中戦の強さ・豊かなスピードを生かしたカバーリング技術で、加入間もなくレギュラーに定着。身体能力を過信して果敢にインターセプトを挑むシーンなどもあり、「おいおいベテランだろう?」と思うこともあるのだけど、実は26歳なのだ。仏頂面に髭は年齢感覚を鈍らせる。。

今年はオリヴェイラ体制の元、持ち前の得点能力が更に開花。セットプレーでの得点源であり、もはや欠かせない存在。移籍とかマジ勘弁。

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3 宇賀神友弥 DF(LWB/RWB/LB)

あ?DF登録なのね?今年は4バックに取り組もうとしてたからね、などと現状3バックで好調なチームを見て色々複雑な思いを抱いてしまった。(宇賀神関係なし)

タフでハードな仕事を黙々とこなす浦和ユース出身、アカデミー内での成功者の一人。サイドの特攻隊長もいよいよ30歳。ベテランの域に入ってきている。

技術的なものではなく、俊敏性とタフネスを売りにプロとして長年サバイブしているのは見事。そしてそれはハリルホジッチの目にもとまり、日本代表候補まで行ったのだから素晴らしいことだ。とはいえ、日本では彼の「価値」がどうにも伝わり辛いらしく、舐められがち。

プレー自体は一見変化なく見えるが、徐々に円熟の域に入りつつあり、特に駆け引きで相手WBやSBを「疲れさせる」プレーは目立たないまでも非常に効いている。槙野と組む左サイドの崩しはこう着した展開では可能性を示すシーンもあり。

最近では川崎戦での「エンブレムを掴んで気合を入れているシーン」がカッコイイと話題になった。良かったね。

???「ウガジン、ヒジョウニミニクイ」

止めろー!!

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5 槙野智章 DF(CB/LB)

説明不要な浦和のみならず日本サッカー界の広告塔男。

優れた身体能力を軸に、日本代表でも活躍するCB。

彼もまたW杯によって何かを変えられたのか。

予選期間中は完全なレギュラーとして出場するも、監督交代→本番において昌子にレギュラーを奪われる事態に。結果出場はポーランド戦の1試合のみと消化不良の大会となった。元々今年は頭から「CBとしての意識改革」が見られていただけに、本人としても忸怩たるものがあったのだろう。再開後はより「CB」としての「在り方」を明確に意識してプレーしているように見える。

デュエルで抜群の強さを示すタイプではないが、マンマークでの仕事の確かさ、空中戦での勝率アップと主にディフェンス面での才能が開花し、「SBが本職だけど身体能力でCBやってる人」感はやや薄れつつあるだろう。

本格的なCBが不在な日本において、彼がその才能に従ってまい進し、更に成長してくれるのであれば、それは何よりも素敵なことなので、引き続きよろしくお願いしたいところである。

あと、何故か再開後初戦は髪型セットしていなかった。

「心身ともに疲れている」とコメントしていたので、それを表面的にも表現したかったのだろうか。そういうとこだぞ、マッキー(妄想で茶々を入れるのは止めよう)。

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14 平川忠亮 DF(RWB/LWB/RB)

攻守両面にタフに動き、右WBだろうが左WBだろうが、なんならCBだってこなす元祖何でも屋さん。別名「オフトの恋人」。

ヒラさん引退せぇへんでー!ということで今年もバリバリに元気。とはいえ、右には活きの良い橋岡という存在が現れ、レギュラーで活躍中ということもあって、本来右のレギュラーだったはずのマルティノスがベンチ。結果的にヒラさんがベンチに入る余地も無い感じに。。

過去の発言を聞くに彼がここまで現役生活を長く続けるとは思ってもいなかったので、意外である(以前にも同じようなことを言った記憶あり)。

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 17 茂木力也 DF(CB/RB)※レンタルバック

ユース生え抜きのCB。愛媛→山形へのレンタルを経てシーズン中だが復帰。

背景としては移籍の決まった遠藤の穴埋めという要素が強いものの、J2では通算42試合出場。ほぼレギュラーとしてプレーしており、レンタルしての実績はしっかりと残せている印象。正直なところJ2の試合は追い切れていないが、レンタル前には非常に度胸のあるリベロタイプのCBといった印象だった。足元に自信があり、ゆったりとでもボールキープするけども、それが危なっかしさにも繋がる感じ。

山形では複数ポジションを経験したとのことだが、ポリバレント性さえ増していれば、今の浦和では十分に出場機会は得られるだろう。

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 26 荻原拓也 DF(LWB/RWB/SH/LWG/RWG)NEW!

浦和ユースから昇格のDF。

本職はSBでそのポジションで世代別代表にも選ばれているが、機動力を生かしたドリブル突破と正確なシュートをキャンプ時からアピールし、プロデビュー戦となったルヴァンカップ名古屋戦ではWGとして先発出場し、ドッピエッタを達成と周囲の度肝を抜いた。

技術的にはまだまだ荒削りで、正直なところ特筆した「強み」みたいなものもそれほど無いのだが、プレースタイルがハッキリとしているおかげで起用される機会も多い。

縦への推進力の高さは今のところ唯一目立つ部分でもあるので、そこを伸ばしていけばひょっとしたらひょっとして「浦和のベイル」になれるかも??と期待だけはしている。

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 27 橋岡大樹 DF(RWB/RCB)NEW!

ユース時代から将来を渇望され続けてきた大器。

サイズの大きさだけでなく、スピードにも際立ったものがあり、CBとしてもSBとしてもプレー可能な器の大きさがある。2017年からトップチームでプレーし、今年は完全にレギュラーに定着。主に右WBのポジションで連続出場を続けている。

守備のタイトさだけでなく、攻撃にも鋭さがあり(技術はそれほどないが)、シンプルにスピードで抜いて、正確なクロスを入れて見せるところに、新世代ならではの「器用さ」を感じる。

19歳とは思えぬ「熟練感」に時折忘れがちだが、まだプロとしてフルシーズンをレギュラーで過ごした経験がなく、終盤の息切れが心配ではある。

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 31 岩波拓也 DF(CB)NEW!

神戸ユースの最高傑作とも名高いCBが浦和加入。

名前の印象と異なり屈強なストッパーではなく、ビルドアップと読みの鋭さを武器に活躍するCB。タフネスさでマウリシオ、槙野、遠藤との競争に敗れサブに甘んじていたものの、遠藤の移籍をきっかけにレギュラーを掴みつつある。

1対1であっけなく負けたり、空中戦の弱さを露呈したり、ここまでの印象は決して良いわけではないのだが、レギュラー定着後は安定したプレーを続けている印象。

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46 森脇良太 DF(RB/RWB)

ボールコントロールと長短織り交ぜたパス技術に抜群のセンスを示すCB。元々はSBだったことからも分かる通りクロスの質も良好。

Mrパイナポー森脇良太も、ミシャ解任後は苦労している印象。怪我などもあったが、足元の技術が高く、元々CBとしての適性が高いとは言えない選手ながら「後方からのビルドアップが生命線」であるミシャサッカーだからこそサバイブしてきた選手でもある。故に「トランジション能力」の高さを求められる大槻→オリヴェイラ路線ではCBとしてプレーする線は薄いかもしれない。

反面足元の技術の高さを生かして、本来向いていると思われるCHに活きる場所を見出している感もあり、今後の彼の動向に期待している。というか個人的にも選手として好きなので、このまま終わってほしくはない。

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7 武富孝介 MF(OH/RMF/ST)New!

埼玉生まれ、柏下部組織育ちのアタッカー。

本職はセカンドトップないしはトップ下気味のMFなのだろうが、サイドMFも含めてそれなりにこなせる。持ち味は豊富な運動量を根幹にした精力的なランニングで、ここは湘南時代の指揮官であるチョウ・キジェも絶賛していたようだ。その特性を見るにオリヴェイラサッカーとの親和性は高そうだが、指揮官変更後にはなかなか出番に恵まれていない。重大な怪我などの情報もないので、単純にまだオリヴェイラ式が身体に沁み込んでいないのかもしれないが、武藤の負担が大きく、山田直輝不在の今、彼は必要な存在と思えるが、今後どうなのか。

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10 柏木陽介 MF(CMF/OMF)

今年からキャプテンマークを引き継いだ「浦和の太陽」。

技術力の高さをベースに浦和の攻撃のタクトを握る司令塔。足の遅さが玉にきずだが、結婚後の食生活改善でぽっちゃり体系からグッドシェイプに変化。

スピードは上がらないものの、単純な「走力」が上がった。守備は上手くはないものの、自身が空けてしまったスペースを献身的にカバーする様子をよく見る。必要だからという要因もあるのだが、相手DFの裏を狙う「一発パス」を狙いたがるクセがあり、それがミスパスになった際に自分の裏にカウンターパスを通されるシーンも多い。善し悪しなのでなんとも言えないが、もうすこしパスチョイスの精度が上がってくれたらもう一段回上のプレイヤーへと進化するような気もする。もちろん素晴らしいフットボーラーなのだが。

後半戦ではすばらしいコーナーキックでセットプレーの得点を演出。とはいえ昔から「陽介のキックは最高」と言われ続けているわけで、要は中で合わせる練習をした成果が出ているだけに過ぎないようにも思える。「全然決まらないセットプレーは柏木の責任」と言われていたりもしたわけで、ホント可哀そうだなぁと思ったりもする。

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11 クエンティン・マルティノス MF(SMF/WG)NEW!

両足を器用に使いこなす、オランダ育ちキュラソー代表のウインガー

横浜FMでは主に両サイドハーフとウイングを兼任していた。実に「ウイング大国オランダっぽい」アタッカーで、彼を招くということは、まぁ要するに3トップをやりたいのだな...というのが素人の僕にもすぐわかるチョイスであった。

「来たら思った以上に活躍した」なんてパターンが頻出するここ数年の浦和の補強だが、マルちゃんに関しては「思っていた通りのやつが来ちゃった」感じだ。これは決してポジティブなトーンではなく。

ドリブルに拘るウインガー故に独力の突破に自信があるようだが、切り替えしのパターンがワンパターン、およびスピードで振り切ろうという傾向が強すぎて、もはやJリーグでは完全に「やり方」がばれていて一人も突破できないシーンが目立つ。

唯一の利点は「マジメ」で「一生懸命走る」ことなのだが、サッカー脳が少し弱く「必要なランニング」が出来ない。一生懸命動くし、頑張るけど、結果的にそれが「実らない」。残念なプレイヤー感が顕著で、そして恐ろしいことにそれは彼が横浜でプレイしている際に私が彼に抱いていた印象そのままなのだった。Oh my....。

オリヴェイラはWBでの起用は早々に諦め、シャドーのポジションでの起用を模索中。ハーフスペースにアジリティを活かして幾度となく飛び込ませる仕事をさせているが、狭い所に入ることを厭わない性格がその仕事にはうまいことマッチングしていて、これまでよりは可能性を感じさせる。とはいえ、新加入ファブリシオがその仕事を上位互換でこなしてしまうので、なんともはや...ではあるが。

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15 長澤和輝 MF(OMF/ST/CMF)

昨年のアジア制覇に大きく貢献したガチムチトラジションファイター。八千代のバーサーカー。その力を以てしてもジェフを昇格に導けなかった男。(なんでやジェフ関係ないやろ!)

相手とのボディコンタクトを厭わず、自分よりも屈強な外国人選手たちに無表情でぶつかり、ボールを奪う。結果として異常なまでのデュエル勝率を誇った。その淡々とした仕事っぷりは若干の狂気を滲ませ、ひょっとしたら脳の大事な部分を強化手術によって除去した戦闘サイボーグなのでは?と思わされる。

現在は怪我で離脱中であるが、武藤にとっては強力なライバルであり、同時に彼が帰ってきさえすれば中盤で起きている問題の様々な要素が解決する可能性もある。それくらい今の浦和が長澤に依存する要素は思いのほか大きい。

因みにTwitterはちょっとバカおとぼけな発言が多く、やはり改造手術の影響が...。

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16 青木拓矢 MF(CMF/DMF)

中盤のバランスをとる文字通り「かじ取り役(ボランチ)」。

もはや大ベテランとなった阿部勇樹からタスクを大きく引き継ぎ、今年はレギュラーとして出場を続けている。攻守のバランスに優れ、特にボールキープに関しては特筆しており、そういう意味ではブラジルのボランチっぽさもある。現状のシステムでは柏木やマルティノスファブリシオ、それだけでなく橋岡が空けた中盤スペースを埋めるタスクが大きくのしかかって、結果的に守備的な負担が大きい印象がある。この辺りはポゼッションが上がりさえすれば解決するはずなのだが、今期中に青木を救う展開があるのかは不明。

大きくサイドを入れ替えるサイドチェンジや、果敢にバイタルエリアに飛び込む攻撃姿勢にも定評があり、更なるブレイクを期待したい。

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18 山田直輝 MF(OMF/CMF)※レンタルバック

3度の期限付き移籍延長を終え、遂に浦和に帰還した「ハート」。別名「名古屋絶対殺すマン」。

湘南でチョウ・キジェ軍曹のもと心身共に鍛え上げられ、指揮官を「サー」と呼び、目の前の敵は「即殲滅」する湘南スタイルサイボーグとして帰ってきた(一部嘘誇張がございます)。

掘体制での前半戦では全く出番が無かったが大槻体制では出番を伸ばし、ルヴァンカップ名古屋戦では浦和で久々のフルタイム出場&勝利。オリヴェイラ体制でも信頼を勝ち取り、練習試合でも一番手グループでの出場を続けていたが、なんと全治4か月の重傷。ここぞというところで怪我に見舞われる運命だけは、本当になんとかならないか。辛い。今の浦和は間違いなく直輝が輝けるチームだけに早期の復帰を望むほかない。

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22 阿部勇樹 MF(DMF/CMF/CB/RWB)

日本サッカー界に間違いなく名を刻む「鉄人」。あらゆるポジションを高いレベルでこなし「ポリバレント」とイビッツア・オシムに評された才能は36歳となった今も衰えない。流石にフルタイムでの出場は厳しく、ここ最近は途中出場がメインだが、その役割は「守備固め」にあらず。

阿部投入によって浦和には再度スイッチが入る。チーム全体の攻守バランスを引き締める。クレバーなフリーランによってボールを引き出す役割をこなすだけでなく、自らも果敢にゴールを狙う。もちろん守備ブロックの構築もお手の物。阿部が入ることで、やはり浦和は1ランク上のチームに変わる。それを見る度に僕らは阿部勇樹というフットボーラーの偉大さと彼がいることの意味を実感するのである。

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29 柴戸海 MF(DMF/CMF/RWB/CB)NEW!

明治大学からやってきた「大学屈指」のMF。「しばとかい」と読む。

セントラルなポジションが基本ポジションで、守備的なポジションであればどこでもこなせる万能性が売り。大槻体制ではRWBでも起用され、問題なくこなしていた。プレーを長時間見ることが出来ていないが、割とデュエルやインターセプトに自信のある選手なのかなーみたいなフワっとした印象。

あと目つきが怖く、彼が大槻さんに指示を受けている時は「おう、海、あの10番いっちょやったれ。なに一人前になるってことは、一回クサい飯を食うってことじゃ。遠慮なく行けや」「うす」みたいな会話が脳内に聞こえてきて困った。(何の話だ)

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38 菊池大介 MF(LWB/RWB)

 昨年加入組だがミシャ式への適応に戸惑い定位置が確保できず。堀体制になってからは幾度か出番は増えるものの、定位置確保までは届かなかった。

走力とタフネスが最大の持ち味なのだが、反面位置取りやランの質はイマイチで、どうにも序列では宇賀神からは水をあけられた印象。とはいえとにかく一生懸命走るので、「まずは頑張る」ことを要求された大槻体制ではそれなりに活躍した。

オリヴェイラ体制ではまだ出番がほぼないものの、貴重な左サイドのWBの控えとしてベンチ入りはしている感じ。

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9 武藤雄樹 FW(ST/CMF)

栄光の9番を引き継いだ、器用で技術の高いFW。

ミシャ退任の影響をつぶさに受けてしまったのは武藤だった。器用さ故に堀体制ではSHを任せられるも、それって輝いていなかった仙台時代と同じ役割なわけで、案の定良さが全て消え去った。物理的にゴールから遠のく中で抜群のゴール嗅覚すら若干鈍り、結果的にゴール数も激減した。その影響は今なお癒えず、なかなかゴール数が増えて行かない原因になっている。

オリヴェイラ体制では主にハーフスペースに飛び込む。あるいはその動きを以てスペースを作る。人が明けたスペースを埋める。或いはトランジションの起点となるなどの地味な仕事を淡々とこなし、興梠の復調に大きく貢献している。

本人の性質には合った仕事をこなしつつ、アシストを伸ばすなどその成果も着実に出ているので、ここから自身のゴール数が伸びて行けばこれ幸いである。

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12 ファブリシオ FW(ST/CF/OMF)NEW!

 ラファ・シルバ移籍と怪我で離脱のナバウトの穴を埋めるブラジレイロFW。

ポルトガルのポルティモエンセで「ドリドリマン」中島翔とコンビを組んでチーム最多得点を取ったストライカー。知っての通り元・鹿島アントラーズの選手ではあるが、その当時はどちらかというとMFとしてのプレイが多く、点取り屋として開花したのはポルトガル渡欧後だろう。

ロングカウンターからのミドルシュートでの得点パターンが多く、「そっから撃つか?」みたいなシュートを易々と決めたりすることから相当シュート力が強いのだろうという前印象はあった。しかし実際にプレーを見て感じるのは、そのポジショニングの確かさだろう。常に適切なポジションでボールを受け、捌き。特にカウンターの場面では素早いルックアップからフリーの選手を見出す能力に長けていて、これまで未遂に終わることが多かったカウンターがバッチリ決まるのは彼の存在あってこそとも思える。広島戦でJ復帰後初ゴール。続く川崎戦ではPKを決め、ここから更なるゴール量産が期待される。トータル面で間違いなく「補強」と呼べる存在。

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19 アンドリュー・ナバウト FW(ST/CF/WGNEW!

オーストラリアのニューカッスルジェッツからやってきたサッカルーズ(サッカーオーストラリア代表の愛称)にも選出されているストライカー。ジェッツでは主にウインガーとしてプレイするものの、その屈強な肉体を活かしてセンターFWでもプレー可能。実際代表チームでは主にセンターFWとしてプレーしていた。

ポストワークなどはどちらかというと不得手で、ロングカウンター時に抜群のスピードとパワーを生かしてプレーするタイプ。「上手い」という感じの選手ではないが、とにかくシンプルかつパワフルなプレーが持ち味。マジメな性格も手伝って仕事をさぼらないので、オリヴェイラ監督からの信頼も非常に篤い。

リーグ戦の川崎戦でキーパーと交錯し、怪我を負ってしまうものの執念で回復し、W杯に出場。しかしここでも負傷してしまい負傷交代。今なお復帰できていない。

彼が復活した際にどのようなスカッドになるのかは不明だが、兎にも角にも復活が待たれる選手の一人。あとブログといいTwitterというとにかく「ナイスガイ」であることが際立つ選手で、好感度がめちゃくちゃ高い。

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20 李忠成 FW(ST/CF)

スピードと技術、トータルバランスに秀でたオールマイティなFW。

今年は難しい立ち位置にいる。コンディションは決して悪くないものの、ライバルが多く途中出場が続いている。しかしチーム内の誰よりもマジメで真摯な人柄が伝わるように、決して腐らず、自らの役割をこなしている姿を見るに、「プロフェッショナル」という言葉が似合う選手だと感じる。

ここ数試合ではスーパーサブ的な起用がバッチリ嵌り、相手が疲れてきた時間に敵陣をスピードで引っ掻き回す役割を担っている。川崎戦では粘りが実ってのPK獲得。劣勢の中で止めを刺す2点目を生む要因となった。

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21 ズラタン・リュビヤンキッチ FW(CF/ST)

屈強な肉体とスピード生かしたプレーに定評のある、元スロベニア代表FW。

序盤は出番があったものの、オリヴェイラ体制になってから出番が露骨に激減している。外国人枠の関係で一人がベンチ外になるのは仕方ないにせよ、マルティノスよりも序列が下なのか....と思うとなんともいえない気持ちになる瞬間もある。夏にはお別れ?と思ったがそういった様子が見えないのもなんとも。

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30 興梠慎三 FW(CF/ST)

柔らかい肉体、確かなポストワーク、ゴールへの衰えぬ嗅覚。押しも押されぬ「浦和のエース」。

序盤は堀式に苦しむも、レギュラーを渡す機会はほぼなし。オリヴェイラ体制でもCFの座を守り、8月で既に2ケタ得点を達成。パトリックを猛追している。

ポストワークの重責から解放されたことで、ライン際の駆け引きに集中できている印象があり、より職人的なゴールが増えている。

また、自身の為だけではなく、味方の為にスペースを生み、常にチームの為に尽くし続けるこの男は浦和最大のアイドルであり続ける。

ちなみに「こうろぎ」でなくて「こうろき」ですので!!

あと、チャントのメロディーは「ナナナーナ!」ですので!!お願いだから歌う時に直して!!

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■ オズワルド・オリヴェイラ 監督

オズの魔法使い」の名前に偽りなし。

短期間で可能な修正をしっかりと施し、後半戦の好調を生み出している。形に拘らずチームが一番力を出せる組み合わせを重視する姿勢もさすが「勝負師」。なんだろう、今までこういう本当の「職人」監督が浦和にいたことがほとんど無いから、ありがたい反面ちょっと怖い。

鹿島時代には「ハイプレスサッカー」に拘っていたとのことで、まだその理想が形にはなっていない。恐らくまずは今季をサバイブした上で、来季以降その取組が始まるはず。

以前からしつこく言っているが、さいたまスタジアムとハイプレスサッカーの相性は抜群に良いはずで、ひょっとしたら浦和の「熱さ」すらも蘇る可能性がある。

何はともあれ、この監督についていきたい!と思わせるカリスマの持ち主である。

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ということで今年の選手名鑑でした!!

よっしゃー!これで後半は浦和も巻き返しやでー!!!

またなんかの記事でお会いしましょう!!ほな!!!

浦和レッズあるある

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